6歳の避妊雌の猫ちゃん。
朝から、急に鳴き叫ぶとのことで来院されました。
検査により左後肢の脛骨の粉砕骨折、腓骨の横骨折と診断しました。
この子は以前、動脈血栓塞栓症の既往歴があり、それ以降、後肢の不全麻痺がありました。
今回の骨折に、この不全麻痺が関与している可能性が考えられました。
治療にはプレート固定法を用いました。
脛骨の内側面、頭側面に架橋プレートを設置して整復しました。
今回は粉砕骨折でしたので架橋プレートという方法を実施しました。
術後に安静が必要な術式ですので、短期間で経過観察を行なっています。