8歳の去勢雄の犬。
気づいたら右の内股に虫のようなものがついているとのことで来院されました。
マダニでした。
いつもは月1回のノミダニの予防薬を使用していましたが。
今月の分をたまたま忘れていたそうです。
病院では取り除く処置を行いますが、
この際、吸血している顎(口)の部分を残さないように丁寧に取り除く必要があります。
マダニは噛まれると皮膚炎になるだけでなく、貧血になったり
人獣共通感染症といって、動物も人間も感染する病気の原因にもなってしまいます。
(ライム病、日本紅斑熱、SFTS(重症熱性血小板減少症群))
マダニの活動が活発な時期は春から秋にかけてですが、
1年中を通してマダニ感染の危険性は潜んでいますので、
予防を通年で行いましょう。