13歳のトイプードルの女の子
右眼の眼瞼腫瘤を主訴に来院されました。
犬の眼瞼腫瘤は多くの場合マイボーム腺腫、皮脂腺腫といった良性のことが多く、
悪性のものだと、メラノーマや扁平上皮癌といったものがみられます。
しかし、良性のものであっても発生部位によっては眼の角膜が傷つけられたり、
出血がみられることもあります。
そして、その場合外科的切除が必要となる場合があります。
今回の場合も、経過から良性の病変だと考えられましたが、
角膜を傷つける危険性があったため眼瞼V字切開により腫瘤切除を行いました。
高齢な子だったのですが、麻酔にも頑張ってくれ、元気に帰っていきました。
眼瞼腫瘤での症状が気になる場合はご相談ください。
術前

術後
