先日7ヶ月齢のチワワちゃんが、眼の腫れを主訴に来院されました。
これは瞬膜腺が脱出した状態、いわゆるチェリーアイ🍒という病気です。
瞬膜腺と眼窩周囲組織の間を結合している繊維束が脆弱化することで発症すると考えられています。
似たような症状で、瞬膜腺の炎症、腫瘍、軟骨の奇形等の病気もあるので、しっかりと観察が必要です。
1〜2歳までに発症することが多いです。
長時間放置すると、瞬膜腺の充血、腫脹、結膜炎、ドライアイなどの合併症が認められることがあります。
当院では最初にポケット法と呼ばれる方法で、飛び出てしまった瞬膜腺を整復する手術を行っております。
術後はこのようにきれいに瞬膜腺は収まっております。
同様の症状がある子や、結膜が赤かったり腫れたり、目の周りの症状がきになる場合は、早めの受診をしましょう。