ふなばし動物医療センター 日々の診療

ふなばし動物医療センター(かつまペットクリニック)での日々の診療などをご紹介いたします。(HP: https://katsuma-pc.jp)

眼科

核硬化症のわんちゃん

目が白く見える、と来院された9歳トイプードルちゃん。 一般的な身体検査では特に異常みられず。 目を散瞳させて検査を実施しました。 (中央部やや右側の白いのは光の反射です。) ぼんやりと中央から全体にかけて、丸く白濁しているように見えます。 これ…

角膜穿孔に対して結膜フラップを行った症例

今回は角膜が穿孔してしまったわんちゃんです。 当初、診察時は眼の痛みが強く、顔まわりを触られるのを極端に嫌がっていました。 眼の中の眼房水も流出して、眼の周りも毛が濡れていました。 よく見ると角膜に穴が開いています。 今症例に対しては、穿孔し…

角膜黒色壊死症の猫ちゃんの一例

症例は1歳、雌の、エキゾチックショートヘアー。 主訴は目が黒くなってきたということで、来院されました。 見てみると、角膜の中央部分が黒く壊死してしまっている、角膜黒色壊死症という状態になっていました。 黒色壊死症は慢性的な角膜潰瘍や角膜炎など…

角膜穿孔に対して結膜フラップを行った症例

今回は角膜が穿孔してしまったわんちゃんです。 当初、診察時は眼の痛みが強く、顔まわりを触られるのを極端に嫌がっていました。 眼の中の眼房水も流出して、眼の周りも毛が濡れていました。 ↓よく見ると角膜に穴が開いています。 今症例に対しては、穿孔し…

角膜潰瘍の犬の1例

今回は角膜潰瘍を罹患してしまった子についてお話しします。 11歳のビションフリーゼの女の子で、右目をしょぼしょぼすると主訴で来院されました。 こちらが初診時の様子です。 (上の写真はフローレス検査時の様子です。) 右目に広範囲の角膜潰瘍と結膜浮…

流涙症(涙やけ)に対する鼻涙管洗浄について

目から出る涙の量が多くなり、目頭周囲が常に濡れていたり、毛が変色することを流涙症(涙やけ)と言います。 通常、涙は眼の涙点から鼻に通っている鼻涙管という細い管を通り排泄されます。 流涙症の原因は様々ですが、大きく分けると、① 涙の分泌量が何か…

角膜損傷の原因が東洋眼虫だった1例

潰瘍性角膜炎とは眼の表面にある角膜が物理的な刺激などによって損傷した状態です。損傷の深さによって、角膜裂傷、角膜びらん、角膜潰瘍、デスメ膜瘤、角膜穿孔と病名が異なり、治療法も異なります。特に角膜びらんより深い損傷になった場合、麻酔をかけた…

白内障手術を受けたわんちゃん

10歳のトイプードルとヨークシャーテリアのMIXの男の子。 以前から両目共に白内障があり、手術を行うほどは進行していなかったため、点眼治療を行っていました。 ここ最近になり、徐々に進行が認められ、左目が未熟期から成熟期の白内障となったため、白内障…

生後7ヶ月のチワワちゃん チェリーアイ(瞬膜腺脱出)

先日7ヶ月齢のチワワちゃんが、眼の腫れを主訴に来院されました。 これは瞬膜腺が脱出した状態、いわゆるチェリーアイという病気です。 瞬膜腺と眼窩周囲組織の間を結合している繊維束が脆弱化することで発症すると考えられています。 似たような症状で、瞬…

白内障手術 6歳のミニチュアシュナウザー

⚠⚠手術の画像が含まれます。苦手な方は閲覧ご注意下さい⚠⚠ 眼が徐々に白くなってきているということで、6歳齢のミニチュアシュナウザーちゃんが先日来院されました。 眼圧検査、スリットランプ検査、眼の超音波検査、ERG(網膜電位図検査)等を行い、手術の…

ふなばし動物医療センター(かつまペットクリニック)です。

皆様、はじめまして。 千葉県船橋市高根台にある、ふなばし動物医療センター(かつまペットクリニック)です。 このブログでは、わたしたちの動物病院で行われている日々の診療、治療、手術などをご紹介できればと思っております。 よろしくお願いします! h…