ふなばし動物医療センター 日々の診療

ふなばし動物医療センター(かつまペットクリニック)での日々の診療などをご紹介いたします。(HP: https://katsuma-pc.jp)

顕微鏡検査

角膜損傷の原因が東洋眼虫だった1例

潰瘍性角膜炎とは眼の表面にある角膜が物理的な刺激などによって損傷した状態です。損傷の深さによって、角膜裂傷、角膜びらん、角膜潰瘍、デスメ膜瘤、角膜穿孔と病名が異なり、治療法も異なります。特に角膜びらんより深い損傷になった場合、麻酔をかけた…

2ヶ月齢の子犬のジアルジア症

2ヶ月齢の子犬ちゃんで、軟便や下痢 を主訴に来院された症例です。 糞便検査にて原虫が確認されました。 (見づらくて申し訳ありません) この原虫はジアルジアというもので、一般的に小腸に寄生しています。特に子犬ではしばしば感染が認められることがあり…

コクシジウム症の若齢猫ちゃん

3ヶ月齢のアビシニアンの猫ちゃん。間欠的な軟便を主訴として来院されました。 元気や食欲は良好で一般状態も問題無しです。 採便を行い採取した便を顕微鏡で観察すると。。。。 コクシジウムという寄生虫の虫卵が見つかりました。 コクシジウムとは感染した…