ふなばし動物医療センター 日々の診療

ふなばし動物医療センター(かつまペットクリニック)での日々の診療などをご紹介いたします。(HP: https://katsuma-pc.jp)

高齢の未去勢オスのわんちゃんに見られたセミノーマ

⚠⚠手術の画像が含まれます。苦手な方は閲覧ご注意下さい⚠⚠

 

 

 

 

 

 

 

 

症例は10歳、ゴールデンレトリーバー、未去勢。

健康診断を目的として当院を来院されました。





一般状態は健康でしたが、左右の大きさの違う精巣が触知されました。

 

精巣はこのように腫大していたり、左右で大きさが異なると腫瘍化している可能性があります。



良性のものが多いですが、中にはセルトリ細胞腫という性ホルモンを過剰に分泌してしまうことで、皮膚症状や骨髄の造血機能を抑制(骨髄抑制)してしまうものもあります。

この骨髄抑制は重度の貧血が生じてしまったりと、致死的状況に至ることもあります。

また、中には精巣腫瘍がリンパ節に転移してしまうケースもあります。




本症例では精巣の摘出を行い、病理組織検査の結果は良性のセミノーマという診断結果でした。

 

 

 

精巣腫瘍は、高齢の雄犬や精巣が下降せず腹腔内に停留してしまう潜在精巣で多く見られます。

 

精巣の大きさが左右で違う、精巣が一つしか降りてきていないなどの症状がある様でしたらいつでもご相談ください。