8ヶ月齢のゴールデン・レトリバーの女の子
腹腔鏡下での避妊手術(卵巣摘出術)を目的に来院されました。
同時に腹腔鏡補助下胃固定術を行いました。
避妊手術にはいくつかの方法があります。
一つは、腹部正中を切開し、子宮と卵巣を専用の器具にて体外へと吊り出し、体外にて卵巣と子宮を切除する方法で、
他には、今回のように腹腔鏡を体内(腹腔)に挿入し、カメラで確認しながら体内にて卵巣を摘出する方法があります。
腹腔鏡を用いた避妊手術には、痛みが少なく、術後の回復が早いというメリットがあります。
今回、同時に腹腔鏡補助下胃固定術を行いました。
中高齢の大型犬では異拡張胃捻転症候群(GDV)の発症がよくみられます。
GDVは胃内にガスが急速に蓄積し、胃が回転してしまい、生命を脅かすことのある病態です。
GDVの好発犬種では予防的胃固定術が推奨されています。
今回は腹腔鏡補助下胃固定術を行いました。

画像は腹壁に固定した胃を内視鏡で確認しているところです。
致死的な疾患の予防となる処置ですので
大型犬を迎え入れる場合には相談していただければと思います。