⚠⚠手術の画像、動画が含まれます。苦手な方は閲覧ご注意下さい⚠⚠
今回は、頸部椎間板ヘルニアを発症し、手術で激的な改善をした12歳のチワワちゃんをご紹介します。
この子は右前肢・後肢不全麻痺の状態で来院されました。
来院された翌々日にMRI撮影を実施し、頸椎における脊髄圧迫所見を認め、頸部の椎間板ヘルニアと診断しました。
MRI撮影時には四肢完全麻痺の状態でした。
MRIでは頚椎のC2-C3間に、誰がみても分かるくらいの圧迫が確認されました。
症状も重症であったため、頸部腹側減圧術(ベントラルスロット)という手術を行うことにしました。
この手術は、頸部の腹側からアプローチをし、脊椎に小さな穴を空け、そこから逸脱してしまった椎間板物質を取り除き、減圧するという手術です。
以下は椎間物質を取り除いてる最中の動画になります(手術動画が苦手な方は閲覧注意ください)
手術の効果はすぐに見られ、翌日には立ち上がれるようになっていました!
この仕事をやっていてよかったと思える瞬間です。
小さな体でよく大きな手術を乗り越えてくれました。
術後から2週間で抜糸で受診した際には最初の症状が嘘のように歩いていました!
四肢や後肢がふらつく、ケンケンをするように歩く、足を浮かせる、スキップをするなど、少しでも愛犬の歩行に気になるところがあればぜひご相談にいらしてください。